月明りの下で
SilverRainのキャラクター+αによるブログです。知らない方、なりきりが苦手な方は戻ることをお勧めします。
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放して離れた、彼か彼女の今の場所
そう思えたことが、ありますか?
たった数日出逢えただけで、素敵な思いをくれた人がいました。
そこには他にも大勢の人がいて、それぞれがそれぞれ、一人一人に思いを託す。
かつて、そんな日がありました。
夏か冬か。幻灯のもとに集い、火を囲い、共に語らう。
今は、その思いこそが幻だったかのようで。
もう一度会いたい。
そう思えたことが、ありますか?
その後、思いをくれた彼か彼女とは、二度と会えませんでした。
どこにいるのかを知ることができるなら、あるいはもう一度会えるのかもしれない。
けれど、それは叶わないでしょう。
春から春を駆け、時を歩み、また別のものと出逢う。
今は、まるでそれこそが真理であるかのようで。
いずれ別れが訪れると知っていたのなら、出逢わなかったのに。
いずれ別れが訪れるのなら、出逢いたくはなかったのに。
もう同じ思いをしたくないから、私は誰かと距離をとる。
すると自然に、誰かも私から距離をとっていく。
抱いた思いは大きく重く、たとえ休めど癒されず。
歩き疲れて見上げた空は、枯れて朽ちゆく秋の色。
話して、放して、離れた誰か。
もう一度会いたくて、でも、もう二度と会えないでしょう。
なぜなら…
私は、その人の名前さえ、覚えていないのですから。
...Fine.
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