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月明りの下で

SilverRainのキャラクター+αによるブログです。知らない方、なりきりが苦手な方は戻ることをお勧めします。

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月下流麗。

ここにおいて、夜とは重要な意味をはらむ。
月が出るのも、星が輝いて見えるのも、全ては夜であるからこそ。
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独白。

夜の帳が下り、僅かな音さえも聞こえるほどの静かな時。
藍色の闇を舞う風が、フランチェスカの長い髪を梳いてゆく。

異端と呼ばれる者の来訪。

以前、いつの間にか住人達が海外に渡っていたことがあった。
それから数日後の回想。

ある日の回想。

いつの間にか現れていた、満月・雪霞。
彼女がここに来た日のことを、少し思い出してみよう。

【イベント】彼女が姫と呼ばれる理由

ピピピピピピ…
ある日の夜、メールの着信を知らせる電子音が鳴った。
ぼんやりとした思考のまま、唯月・眠都は目に痛い光を宿す画面を見る。
差出人は郁原・遠音。件名なし。
一度携帯を閉じ、屋根の上から部屋に戻る。
改めて内容を見てみると、普段とさして変わらない他愛ない内容。
いつも通りの光景と、いつもの軽口を返す。
そしてしばらくのやり取りをしていると、遠音の呼び方の話題に移った。
メールを交わし始めてから、幾度目かの電子音。
Re:の文字の羅列も随分と長く、件名など読み飛ばして、早々に内容を見てみる。
…そこには、
「姫さまと呼ぶのです」
と、書いてあったのだった…。

「…ん、そういうわけで、姫さまパーティをやろうと思うの」
発案者…なのかどうかは定かではないが、眠都はそう切り出した。
巻き込まれ役と化したアルエット・フィーネ、音色・空。
そして、どこからともなく現れた、新しい家族の満月・雪霞。
一同は、あっけに取られるしかない。
「ミント、いきなり変なコトを言い出すのはやめたほうがいいよ…」
そう言うのはアルエットだ。
しかし、そんな言葉などどこ吹く風。眠都はなぜか妙に楽しそう。
「唯月さん、何かいいことでもあったのですか?」
そんな様子に気付いてか、雪霞も少し楽しそうに問いかける。
「ん。本人が望むからには、徹底的にやった方がいいんじゃないかと思ったの」
理解したのかしていないのか、そうですか、とにこにこと頷く雪霞。
不可思議に楽しそうな二人を見て、アルエットは半ば諦め、空はただ呆然とするしかなかったとか。

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