久しい出会い。

夜…
夕食も終わり、みんながくつろいでいる時間。

ふいに、チャイムの音がしました。

「どちら様ですか？」

？：「久しぶり、クー」

空：「あれ？」

？：「まだ、わたしのコト覚えてる？」

眠都：「空さん、お客さん…？」

空：「アルちゃんじゃないですか！お久しぶりですっ」

アル：「やほ。やっと戻ってこれたよ。本当に久しぶりだねぇ」

空：「ぁ、眠都ちゃん。この人はわたしのお友達で、アルエットちゃんっていいます。
　　　少し前に外国にいっちゃってたんですけど…」

アル：「ミント？はじめまして、アルエット・フィーネだよ。アルって呼んでね」

眠都：「あ、うん、はじめまして。私は唯月眠都よ。よろしくね」

空：「それで、アルちゃん…。どうしたんですか？突然」

アル：「えーっと、詳しい事情は追々話すけど、わたし日本で暮らすことになったんだ。
　　　　それで、もし部屋が空いてたら、しばらく泊めてもらおうかなー、なんて」

空：「お部屋は空いてますよっ。もちろん大歓迎です！寒いですし、あがってください」

アル：「それならよかった。それじゃ、おじゃましまーす」

空：「眠都ちゃん。何だか、何か始まるような気がしませんか？」

眠都：「うん、そうね。少なくとも、少し賑やかになりそう」

空：「何だかいいですよね、こういうの。お泊まり会みたいで」

眠都：「ふふ、そうかもしれないね。さ、軽く食べられるものでも作ろうかな」

空：「やたっ。それじゃ、行きましょうっ」