月明りの下で
SilverRainのキャラクター+αによるブログです。知らない方、なりきりが苦手な方は戻ることをお勧めします。
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煌めく銀と一対のナイフ。
木の板を叩く、軽い音が室内に響いた。
眠都:「アルさん、ちょっといい?」
アル:「…どうしたの?」
眠都:「戦争の告知、見た?」
アル:「…うん」
眠都:「いつかくるとは思ってたけど、ついにきたわね」
アル:「クーに伝えるの?」
眠都:「…ううん、空さんには伝えられない。学園の人でもないし、ね」
アル:「そう、だね…」
眠都:「…アルさん、無理だけはしないようにね」
アル:「ミントもね。帰ってこなかったら許さないよ?」
眠都:「…ん、お互いにね。無事帰ってきて、また遊びに行こう」
アル:「お弁当、忘れないで作ってよね」
眠都:「とびきりのものを作る、って約束するよ」
眠都は、その言葉を残すとアルの部屋を後にした。
それぞれの部屋で、それぞれの武器の手入れを始める。
決して色褪せない、自分自身の色。
自分自身を守ってくれる、仲間のような存在だから。
眠都の手には、銀色。獣のそれのような鋭い爪。
アルの手には、青と紫。一対のナイフ。
最後まで立っていられることを祈る眠都。
身を護り他者を癒せることを願うアル。
それぞれの戦いが…近く迫っていた。
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